この記事は、心が病んでしまった過去の私に伝えたい
私の感情の思うままに書いていきます。
今同じ現状に行き詰まっている方がいたら、参考になると嬉しいです。
2021年4月、双子が保育園に入園したと同時に、私はフリーランスの道へ進みました。
現在(2021年12月)に至るまでたくさんの苦悩、失敗の連続でした。
今がゴールとは思っていませんが、ある「壁」を乗り超えたきっかけについて書いていきます。
私がフリーランス管理栄養士になった理由
私がどんな仕事をしているかはこちらの記事で。
人脈もない、あるのは管理栄養士という資格だけ。特別なスキルも技術もない。
集客方法やビジネスについて自己投資をしてメンターをつけ、経営者交流会に何度も参加し、自分の強みを見つけるまで必死に動き続けました。
起業塾やビジネスに投資したことがない状態でのフリーランス活動は右も左も分からない赤ちゃんでした。必死にスキルを見につけ、マーケティングを学んでいく中である壁にぶつかってしまいます。
子育てvsメンタルとの戦い
ありがたいことに、フリーランスとして活動1ヶ月前からある企業さんからお声がかかっていました。安定した収入とまではいきませんでしたが、私が力になれることは頑張り、その報酬はいただいていました。
しかし、そのほかの仕事獲得はなかなか難しいものでした。
世間一般的に「管理栄養士」の相場は低いんです。
ココナラやクラウドワークスの募集要項を見ればわかるのですが、レシピ監修費用や栄養指導はおよそ1000円前後。
好きな仕事だけど、
一般的な相場ではやりたくない。
そう思い、私だからお願いしたいと思う会社さんと出会うためにもっとスキルを身につけよう、自分が納得がいく金額がいただけるレベルになろう。と思い、管理栄養士として別の分野での強みを学ぶための自己投資を始めました。
しかし、そこでわかったことがありました。
どんなにスキルを身につけて、どんなに行動していても、気持ちが病んでしまう。
スキルを身につけた先は行動のみ、経営者の努力は計り知れないから、死ぬほど努力しないとダメだ・・・。頑張れない自分はダメだ・・・。うまくいかないのは自分の行動が足りないからだ・・・。
毎日そんなことを考え、仕事がうまくいかない自分にイライラし、ついに夫にも八つ当たりしてしまいます。
夫から「プライベートに仕事を持ち込むな」と言われ、あぁそうだ私はママなんだ。ママを頑張らないと失格だ・・・
今度は妻として、ママとして完璧でいないといけないと変な思い込みをしてしまい、夫の前で「辛い」と泣くようになりました。
成功している人はこんな弱音なんて吐いてない。やっぱ私は努力が足りないのか。この無限ループから抜けられず、毎日辛かったのを覚えています。
そんな私が急激に成長した出来事がありました。それはある女性との出会いでした。
本当の自分でいるために「吐き出す」こと
出会いは経営者や起業家が集まる交流会でした。
たまたまある女性がセミナーをしているのを聞いて、涙を堪えるのに必死でした。
私だけじゃないんだって思えたんです。
そのセミナーでは、女性のほとんどが悩む「心」について触れていました。
「一度お話がしたいです」私はその方と繋がりたくて、連絡をしました。
その後、オンラインでお話しする時間をくださり、その日から私が変わることができたんです。
そこでやったことは、ただ、「吐き出すこと」をしただけ。やったことはそれだけ。
それなのに、その次の日から、フリーランス駆け出し時期からお世話になっている方々に「最近ユキちゃん変わったね!自信に満ちてる」と言われるように。しかも、仕事で悩んでいたことも解決し、会社さんから直接ご依頼がどんどん来るようになりました。
その女性は私に吐き出す場所を提供してくださったんです。
私は、フリーランス管理栄養士として突っ走ってきて、誰にも悩みを言えずに進んでいて辛い状況になっていることに気づきました。子供を理由にしてはいけない、夫に愚痴を言いたくない、そうして感情がどんどん積もっていき、毎日涙が流れるようになっていました。
解決方法が知りたいわけではありませんでした。自分の意思を殺して頑張ることが限界に来ていた私にとって、吐き出せたことで前に進めるようになったんです。
それだけで進めるもの?って自分でも不思議でした。確かに気持ちはスッキリしたけど、それってどうして?
その疑問がちょうど昨日(2021年12月1日)解決したのです。
「心理的安全性」が生産性を高めるということ
昨日、その女性に会いにいきました。毎月オンラインでお話ししていたのですが、対面で会うのは初めてでとても緊張しました。(昨日は保育園まで長靴で行ったので、そのまま長靴履いて都内へ。恥ずかしかった・・・笑)
そういえば、フリーランスとして活動始めて対面でお世話になっている方と会うのは初めてでした。
当時はコロナ禍真っ只中だったのですごい時代だなと思いながら。
昨日はお話しした中で学んだことがありました。
・ネガティブは悪いことじゃないんだよ
・吐き出すことで前に進めるんだよ
今まではネガティブな感情を押し殺して、とにかく前に、成功するまでは頑張り続けないとと思っていました。もちろんその気持ちも大切だし、間違ってはいませんが、昨日はこの本の一部を音読する機会をいただき、そこで知ったんです。
自分を曝け出すこと=それを周りが受け入れることでの「心理的安全性」がスピードを加速させるということを。
そして驚いたのは、どんなにポジティブな人でも、ネガティブはやってくる。
その時父が思い浮かびました。経営者である父は、家では無口で、私たち姉妹と会話した記憶がありません。
忙しい時期が終わるとゴルフかスナックへ行っていた記憶があります。
「パパってストレスたまらないのかな」ずっと思っていたけど、父は父なりに発散していたんだなと思いました。私たちが嫌で、家にいるのが嫌で、というわけではなかったんだなと。キャバクラに行って女の子と話すこともストレス発散の一つだな〜と。
私がフリーランス駆け出し時にうまくいかなかったのはこの吐き出しする場がなかったからでした。
その女性と出会い、会社員の給料ほどだった月収がその何倍にもなりました。本当に自分の心に寄り添うことの重大性を理解しました。
フリーランスに限らずではありますが、特にフリーランスは吐き出しができない方って多いのかなと思います。
私はその時、その女性のように「吐き出しの場を提供できる人間になりたいな」と新たな目標もできました。
栄養の食事指導やカウンセリングとはまた違う道だけど、フリーランス管理栄養士をはじめ、ママという任務を抱えながら仕事をする人や日々の子育てをする人にもこれは必要なこと。
食事も運動も大切だけど「心」が枯れてしまったら何もできません。
私は仕事が好き、家族も大好きで守りたい。だから一番大切にするべきものこそ自分なんだって思えたんです。
自分の心が終わってしまってはいけない。枯れないように、自分の心と向き合いながらまだまだ前に進み続けようと思います。
今はまだ、働き方の現状に、収入に、満足しているわけではありませんが、確実に進んでいることを実感しています。頑張ろうという言葉は嫌いだけど、まだまだ頑張りたい。
「心理的安全性」の重要性がわかったので、次は自分が人に対して何ができるかな、どうお役立ちできるかな、を考え、前に進もうと思った、27歳双子ママがフリーランス管理栄養士としてさらに一歩踏み出していく話でした♪笑
数ヶ月後、自分がこの記事を読んで何を思うのか、楽しみです。
最後まで読んでくれてありがとうございました。